そりゃ、ブラックだろ!

電車に乗っていた時のこと、

大学生とおぼしき男の子たちが、

3人は私の横に座り、1人は前に立ち話し始めた。

 

立っている男の子が、

『そういえばこの間、電車の中でおじさんにずっとよっかかられちゃってさぁ~、

こういう時ってどうすればいいのかな?』

内心、これってアドバイス求める内容なのかな?と思いつつ、

耳を傾けていると、

『一度降りるそぶり見せるとか、足の間に置いたカバンから何か取りだすとかすればいいんじゃね?おじさん、慌てて起きるよ!』

と、丁寧に?アドバイスするAくん。

『でも、おじさんじゃなくてきれいなお姉さんとかだとうれしいよなぁ~』

と、妄想を始めたBくん。

『おっ!その場合、顔をこう、寄りかかられてる方に向けたりして~、』

と、さらに妄想を膨らませたCくん、

思いのほか面白い展開になってきたぞ☆、聴いていると、

『いいねぇ~、これはグレーだよね、顔横に向けるだけだからね♪』

と、テンション高めにBくん。

『おいおい!そりゃブラックだろ!』と、半笑いでAくん。

誰が言ったのかわからなかったけど、

『○○ちゃんだったらどうする~?』

という声がかすかに聞こえた、

 

この後どんな話になったのやら、、

先が聞きたかったけど、最寄りの駅に着き電車を降りたのでした。